お客さ~ん

2007年04月27日

ホテルやレストランを利用する側だったのが逆転してしまった私に、先日ちょっとおかしなことが有りました。 しゃれたレストランの一角で立食形式の会合があったときです。、会場へ少し早く到着してしまったけど、あいにくの大雨で、外で皆を待っているわけにもいかずレストランの扉を開けたのですが、店の人は何の挨拶も無く・・・「すいません ○×の名で予約してあると思いますが」 「○×・・・あ~ぁ受けてますよ」、それだけ。開始5分前になっても 早々とセッティングされた、スパイスのように、埃をかぶったであろうサラダだけがテーブルにあるだけ。ここで、ムクムクと星ヶ山魂が動き始めた。と言ってもレストラン経験 トータルしたら1年位なんですけど(-_-;) 「料理のセッティングは 5分前にはできてないとだめよ」 とにこやかに店員に一言。徐々に集まった参加者に、ビールサーバーからビールをグラスに注いでいる給仕さんに「そこはチョロチョロやってないで一気にいれる、そして泡をそっと乗せる」、「スパゲティーにトングが無いですよ」 ・・・ 口うるさい舅のように指導してくれている オーナーの成果が着実に身に着いているようだ (^_-)-☆  遠くの方で「 お客さ~ん ごゆっくりどうぞ」 と言う声を聞きながら・・・・お酒を飲んでいないのに 顔がポッ お恥ずかしい~
ところで 星ヶ山のレストランはもちろんご太い丸太をくんだログハウスですよ。
皆さん カワイ~イと言ってくださいます。丸太と丸太の間から 時々、天道虫が日向ぼっこに現われます、驚かないでね  


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科学の目

2007年04月23日

以前にも書いたように、宿、星ヶ山の客室は、山を切り開いた斜面に建てられているため、坂や階段がある。こんな立地条件にもかかわらす、お体が不自由な方々もお泊りにこられます。オーナー・ここではたと考え込む・・・「バリアフリー、スロープ  自動ドア」。でも一度星ヶ山をこられたら感じると思うけど、階段一段上がるごと 目線の高さで移り変わる景色が星ヶ山の個性、魅力であると言う事が。
そこで、必要なら手を貸そう、気になったら声をかけようを心がけ、スタッフ一丸となって星ヶ山の個性を残す事にした。そんなある日 お泊りにこられたカップルの事を思い出したのでご紹介します。
お目にかかって戸惑ってしまった、カップルお二人とも ほとんど目が見えないとのことだった。
でもとても仲がよく、明るいご夫婦で手助けはほとんど要求されなかった。
部屋へご案内すると、まず 「基準になるものを教えてください」 と言われた。
玄関で 「この少し高くなったところが、部屋のはじめです。靴を脱いで。 手を広げた範囲に、右手がトイレ、左手がお風呂、まっすぐ進むと窓で その先がテラスです」。「わかりました。 お風呂の道具はどこですか? 」。 「タオルはこの箱に」 と手を引いて触らせ、「石鹸は右に、シャンプーは・・」。「石鹸の位置がわかれば良いです」・・・そして、エアコンのスイッチの位置を 的確に覚えてくださった。
「鳥がたくさんいますね~」、本当に私達がお知らせする事は はじめの一歩だけだった。
食事の位置も 暖かさも 全て、ご自分の指の感覚で感じ取り、味を楽しんでいた。そして翌日、楽しかったと言って帰られた。でも、私はひとつ後悔したことがある、晴れた日は ほとんどの人達に言っていた 「夜は星ヶきれいだから 見てくださいね」 が言えなかった。
それからしばらくして 科学好きな 私ははたと思いついた。・・・星が見えるって空気がきれいだからだよなぁ~ それなら空気もおいしいよな・・・
今度またあの方達が来たら 「今日は晴れているから 星がきれいですよ」 と言ってみようかな・・・
あの方なら 「奥さん、今夜は星を楽しみましょう。 不思議ですか? 私達は、 鼻で 肺で星を感じ取れるんですよ。楽しみだな」・・・・と言ってくれそうな気がする。
次回、私に何を教えてくださるのかな・・・・(-_-;)  


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定年は星ヶ山で

2007年04月11日

自然に囲まれた「離れの宿 星ヶ山」と書こうと思ったけど、今年で15年目の星ヶ山は
きっと、たくさんの自然を壊してきたろうな・・・と思います。宿を作るための整地に
大きく育った名前も知らない木々を切り取ったり、掘り起こした地面から出てきた大きな石、
木や土の中で命をはぐくんでいた生物、鳥達の棲家が壊されて 今の星ヶ山が生まれたんですよね。 でも、 私事でなんですが (*^。^*) 星ヶ山のオーナーの良いところは、この自然の恵みを無駄にしないところなんです。 ま~ァ 節約といえば言えないことないですが・・・
植え替えて生きていける力のある木は 移植し、 生命を絶たれた木々は 形を変えて、電灯の柱や 門柱、 階段の手すりへと変身させています。
そんな、オーナーの性格を知ってか、いろいろな方面から 抜かれて行き場がなくなった木たちが
星ヶ山に集まってきます。 もしかするとあなたを照らしている外灯の柱は  由緒ある銘木かもしれません。 もしとまりにこられたら オーナーに尋ねてみてください どこの木???
           


Posted by hosi at 19:21Comments(0)

星ヶ山って??

2007年04月09日

何十年という間、ほとんど姿を変えず,.静かに、海を眺めているように立っている駅舎のある
根府川という町の高台に  離れの宿 「星ヶ山」 が有ります。
それではどんな 宿なのか・・・ちょっとご案内しましょう。
私が初めてここを訪れた時は、五月のよく晴れた日でした。入り口を入ったとき目の前に広がる景色に『え~っ、何これ・・・ここ日本なの???』。はじめてみる本格的なログハウスに 日の光が差し込んだ様子はスイスや カナダを広大さをイメージするものでした。


お泊りに来られる方のまず第一声は「 可愛い~イ」が多いかな・・・
外観は、太い丸太を組み合わせた壁にとんがり屋根と煙突、室内は夜空を見上げる天窓、ロフトがあり、静かな気分を味わえるような家具を使ったホテルと同じ雰囲気です。

最近ちょっとリニューアルをしたので、大人のムードもたっぷりです。川のせせらぎを聞きながら、朝日が上るのを窓際のテーブルで見るのも、夜は木の温もりと 静けさのなかで ちょっぴり二人でお酒を楽しむ・・・・・そんな緩やかな時間を過ごしてもらえたらな~ぁ

 もし、星ヶ山にいらした事のある方、思い出話があったら教えてくださ~イ  
  


Posted by hosi at 12:29Comments(0)

見上げてごらん~♪

2007年04月06日

誰かの歌に《♪星を読みながら~波の上を行こう~♪》というのが有ったけど、皆さんは星を見て自分の位置がわかりますか???実はこれ、船乗りでも難しいそうです。
それじゃぁ、夜空に瞬いている星座がなんであるか?わかりますか?それも最近は難しいですね。
そこで
「星ヶ山」に泊まってみようかな~ぁ・・・と思っている方に
これからの時期、星ヶ山での最高の過ご仕方を ひとつ・・・
晴れた日は 一番遅い時間に 貸切露天風呂(もちろん無料)を予約してください。プラネタリュームのような星空を眺めながら、子供の頃に習った、北斗七星、カシオペア、ポラリス(^^♪(ヨンさま)、を見つけながらの
お風呂タイムはいかがですか?
もし、お風呂が予約できなくても 部屋の明かりを消し、ベランダや天窓から 天球を眺めてください。
「星ヶ山か・・・・なるほどな☆★・・・」 (^_-)-☆  


Posted by hosi at 14:55Comments(0)

なんか変??

2007年04月05日


宿、「星ヶ山」の在る所は、海の幸に恵まれた駿河湾と山に挟まれた 昔ながらの魚屋さんなど数件のお店があるだけの静かな小田原の根府川という町です。乗り降りする人たちの少ない根府川駅ですが鉄道マニアには格好の写真スポットで有名です。でもこの駅舎を出た町の周辺は何か変??
狭い道路を行きかう車は クラッシックカー、スポーツカー 、高級外車・・・と目を楽しませてくれるのに何か変??
わかりますか? それは自転車が一台も通らない。放置自転車なんて一台も無い??
ここの民家の多くは 山を切り崩した斜面に立てられてるため 自転車で出かけようものなら、行きはよいよい帰りは地獄なんです。 おかげで根府川駅は今も情緒あふれる姿を残しています。
星ヶ山にお泊りのお客様、電車でお越しの際は根府川駅にお着きになりましたらお電話ください。
可愛い車でお迎えに参ります。往きは地獄かも・・・(^_-)-☆


  


Posted by hosi at 17:50Comments(0)

和製ジャム

2007年04月04日

みかん、夏みかん、甘夏、デコポン、ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ、ニューサマーオレンジ、ゴールデンオレンジ、柚子、金柑、 清美、伊予柑、・・・
ミカン農家をやめたとは言え、 畑では今もこんなにたくさんの柑橘類が毎年実をつけている。
家業のホテル業が忙しく、手をかけてやれなくて、ちょっと見栄えは悪いけど(ーー;) 無農薬、ジャム作りに最適、、星ヶ山のお菓子工房でもいろいろなオレンジのジャム作りをしています。 お勧めは 柚子と金柑のジャム、。
柚子は香りと、酸味、 金柑は独特の風味何だけど、想像できるかな・・・。
最近ちょっと気がついたんだけど、ジャムって 洋食というイメージだけど これは和製ジャムなんだ
期間限定のジャムだけど  食べてみて欲しいな。  


Posted by hosi at 14:20Comments(0)

おかめ桜

2007年04月04日

街は淡いピンクで彩られいよいよお花見シーズン
でも星ヶ山は 一ヶ月も前から お花見シーズンが続いている。宿開設以来 こつこつと植え、育ててきた「おかめ桜」が、まだ寒い2月の終りから濃いピンク色で、ちょっとうつむき加減な少女が追いかけっこをするように咲き始め、3月中頃、次の桜にバトンタッチをするように葉桜へと変って行く。
満開間近の暖かい日 近くの小学生が見学にやってきた。写生をする子 川で水遊びをする子達の姿をおかめ桜がすっぽり包み込むような暖かい風景だった。その数日後、子供達から感想文の寄書きが届いた。覚えたてのひらがなで「さくらをみせてくれてありがとう・・」「しゃせいをさせてくれてありがとう・・」、精一杯の文字に目が潤んでしまった。
でも彼らにとって一番うれしかった事は 「オレンジジュースをくれてありがとう」・・・・だった。  


Posted by hosi at 10:49Comments(0)