わっしょい!!

2007年07月10日

7月、夕方になっても沈まない太陽のエネルギーは、星が山を緑豊かに変えています。
今年は念願だった蛍が再来し、光の軌跡を見せてくれました。

星が山がある根府川は小さな町で、普段は子供や若者の姿もあまり見かけません。
でも 1年に1度、同窓会のように若者が集まるときがあります。
それが、7月第三の土日(今年は7月14,15日)のお祭り、「鹿島踊り」です。
鹿島踊りは、相模湾西岸、小田原西部から伊豆北川までの、いずれも石材産出にかかわった地域
で行われる、悪疫退散とともに、大漁や海上安全を祈願する神事です。
往古から根府川は「根府川石」の産地として知られ、石の運搬には海路を使っていました。

舞踊者はその地区の成年(当時は15歳から)男子を主体とし、一家の長男が若者衆への加入の慣習とし、義務的に参加していたが、今はその制度はなく、子供会から中年熟練者まで幅広い参加により、 地元が一つになって保存に取り組んでいます。。

舞態は円舞と方舞の組み合わせで、五行五列25人が定型で、衣装は 警固、歌上げ、舞人に分かれ、踊りとともに歌が入ります。

現在は、神奈川県の無形民族文化財に指定され手います。

14日の土曜日は宵宮と言って前夜祭、男性が浴衣姿で踊り、15日は本宮、若者たちが担ぐ神輿が
安全を祈願しながら町中を回り、クライマックスの寺山神社への宮入を見届けた後、
正装をした踊り手によって奉納舞を行います。
日本人の血がうずく一瞬です。
星が山にお越しの方は、旅の予定表に鹿島踊りを加えてみてはいかがでしょうか。
両日は交通規制があると思いますので 時間帯などお気をつけておいでください。
  


Posted by hosi at 15:44Comments(0)