今年もよろしく
2008年01月21日
僕、盲導犬(獰猛犬じゃない!!)
今年、僕は家族と一緒に星ヶ山というホテルでお正月をすごした。 元日の朝、オレンジ色に海を染めながら登る太陽を見たり、ホテル企画の「初詣ツアー」に参加して、海の側で新鮮なお刺身をたべたり、お母さんはゆっくりできて幸せそうだった。
夕食の時、お母さんは、僕に、いつもより少しおしゃれな洋服を着せてくれたので、僕は胸を張ってご主人を食事の席までエスコートした。たくさんの人たちと一緒に食事したり、いつもと違った夕食の匂いに、僕はうきうきして、自分の仕事をわすれてしまいそうになった。そんな中で従業員の一人の人が僕に話しかけてきた。
僕の頭をなでながら「お前は凄いな、身勝手な人間を助け、ちゃんと仕事をして生きている。奇跡って分かるかな??お前が定年になったとき、人間になれると良いな・・・」
なんだか褒めてくれていたみたいだった。「楽しかったよ!!」って伝えようと思ってその人の足元に鼻をつけたんだけど分かったかな~・・・
星ヶ山の新年は、鮮やかなオレンジ色の初日の出と24人と一匹のお客様でスタートしました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、星ヶ山ではペット同伴でのご利用をお断りしています。でも今回の盲導犬を伴ったご家族のご利用は2度目です。初めて予約の連絡を受けたときは正直迷いました。ペット同伴を希望した方への不公平、他の宿泊客への影響など。でもこんな風にも考えました。ペットは心の友、心を癒すものが他にあれば、一時ペットは預かってももらう事も出来る。でも盲導犬は体の一部、置いてくるわけにいかないよなぁ~・・・と身勝手な理由付けでした。しかし、宿泊をお受けした大きな理由は、これからの将来、増えていくであろう介助犬の存在を、私たちも経験できるいい機会だと言うことでした。 ご宿泊当日、我々の不安はすぐに消えました。
大きな犬でしたが目の奥はとても穏やかで、宿泊中、吠える声を一度も耳にしませんでした。公共の場では抜け落ちる毛を配慮し 且つ、犬の自由を奪わないようにと飼い主が考えたデザインなのか、袖口、足首がすぼんだ割烹着のような服をきせていました
レストランでの食事の時は主人の足元に丸くうずくまって、その存在をしばし忘れてしまうくらい静かでした。盲導犬という者に改めて感心させられましたが、飼い主のご家族にも教えられました。
盲導犬としての仕事をしている間は、犬が心を奪われるような声をかけたり、刺激を与えない。犬を見下さず、家族の一員として愛情を注いでいました。
またこのご家族は、盲導犬を使うだけでなく、広く一般に、盲導犬と言うものを理解してもらえるようにと活動もしていらっしゃいました。
星ヶ山には障害をもたれた方もたくさん来られます。でも障害が大きければ大きい程、私たち従業員の手助けを必要としません。家族の愛情と状況への理解に、時々うらやましささえ感じます。
今年も、多くの方々に「星ヶ山」を心の安らぎの場として訪れていただけるよう一同がんばります。
今年で2回目の「星ヶ山 初詣ツアー」は 相模湾の海を守る 真鶴の貴船神社参拝と海の幸お食事ツアーだよ~ん。
新年の晴天に恵まれ、初島、大島がくっきりと見え 絶景でした。
テーブルの上にど~んと置かれた船盛は、冬の味覚いっぱいと、ピクピクとまだ動いているビックリするほど新鮮な魚でした。

今年、僕は家族と一緒に星ヶ山というホテルでお正月をすごした。 元日の朝、オレンジ色に海を染めながら登る太陽を見たり、ホテル企画の「初詣ツアー」に参加して、海の側で新鮮なお刺身をたべたり、お母さんはゆっくりできて幸せそうだった。
夕食の時、お母さんは、僕に、いつもより少しおしゃれな洋服を着せてくれたので、僕は胸を張ってご主人を食事の席までエスコートした。たくさんの人たちと一緒に食事したり、いつもと違った夕食の匂いに、僕はうきうきして、自分の仕事をわすれてしまいそうになった。そんな中で従業員の一人の人が僕に話しかけてきた。
僕の頭をなでながら「お前は凄いな、身勝手な人間を助け、ちゃんと仕事をして生きている。奇跡って分かるかな??お前が定年になったとき、人間になれると良いな・・・」
なんだか褒めてくれていたみたいだった。「楽しかったよ!!」って伝えようと思ってその人の足元に鼻をつけたんだけど分かったかな~・・・
星ヶ山の新年は、鮮やかなオレンジ色の初日の出と24人と一匹のお客様でスタートしました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、星ヶ山ではペット同伴でのご利用をお断りしています。でも今回の盲導犬を伴ったご家族のご利用は2度目です。初めて予約の連絡を受けたときは正直迷いました。ペット同伴を希望した方への不公平、他の宿泊客への影響など。でもこんな風にも考えました。ペットは心の友、心を癒すものが他にあれば、一時ペットは預かってももらう事も出来る。でも盲導犬は体の一部、置いてくるわけにいかないよなぁ~・・・と身勝手な理由付けでした。しかし、宿泊をお受けした大きな理由は、これからの将来、増えていくであろう介助犬の存在を、私たちも経験できるいい機会だと言うことでした。 ご宿泊当日、我々の不安はすぐに消えました。
大きな犬でしたが目の奥はとても穏やかで、宿泊中、吠える声を一度も耳にしませんでした。公共の場では抜け落ちる毛を配慮し 且つ、犬の自由を奪わないようにと飼い主が考えたデザインなのか、袖口、足首がすぼんだ割烹着のような服をきせていました

盲導犬としての仕事をしている間は、犬が心を奪われるような声をかけたり、刺激を与えない。犬を見下さず、家族の一員として愛情を注いでいました。
またこのご家族は、盲導犬を使うだけでなく、広く一般に、盲導犬と言うものを理解してもらえるようにと活動もしていらっしゃいました。
星ヶ山には障害をもたれた方もたくさん来られます。でも障害が大きければ大きい程、私たち従業員の手助けを必要としません。家族の愛情と状況への理解に、時々うらやましささえ感じます。
今年も、多くの方々に「星ヶ山」を心の安らぎの場として訪れていただけるよう一同がんばります。
今年で2回目の「星ヶ山 初詣ツアー」は 相模湾の海を守る 真鶴の貴船神社参拝と海の幸お食事ツアーだよ~ん。
新年の晴天に恵まれ、初島、大島がくっきりと見え 絶景でした。
テーブルの上にど~んと置かれた船盛は、冬の味覚いっぱいと、ピクピクとまだ動いているビックリするほど新鮮な魚でした。
Posted by hosi at 20:32│Comments(0)