春一番

2008年03月11日


強風ながら春を思わせる暖かな3月9日、いつもは静かな根府川駅は、春のダイヤ改正で引退するお座敷列車の、
ラストランをカメラに収めようと待つ鉄道マニアや、星ヶ山イベント「春のコンサート」、おかめ桜見物に来る人でにぎやかでした。

開花予想を2週間以上遅れたおかめ桜も、イベントに後押しをされるように、
ピンクの花びらを開き始めました。
    
当日は、まだまだ咲き足らないおかめ桜に、気をもんでいるオーナーの心情を吹き飛ばすように、呼気健康改善研究家でもある抒情歌手・田村せつ子を囲む、コンサートを楽しまれる方、春一番の花見をする方、ビジターの方々の声で星ヶ山はにぎやかでした。
レストランも大忙し、コンサート前の腹ごしらえや季節限定の味を楽しまれる方々の注文で
名物「あじ丼」は鯵の在庫を減らし、パティシエ手作りのスウィーツは女性の別バラに吸い込まれていきました。ありがとうございました・・・・

  開催時間を少し遅れたコンサートも終了時間を グーンとオーバーしました。耳を澄ますと「あなた~の 燃える手で 私~を・・・」と、ちょっぴり大人のムード。会場を覗くと、 ちょっぴりお年のムード、 皆さん酔いしれていました。

3年ほど前からはじめたこのイベントも、初めは、ぶらっと桜見物に来る人達だけでしたが、今年は、コンサートに、 味を楽しみに、 桜を見物にと 離れの宿「星ヶ山」を目指して来てくださる方が増えたようです。

春のおかめ桜祭り、冬のクリスマスパーティ・・・
夏と秋は どんなイベントがいいでしょうか?? 
オーナー、 早く考えてくださいよ!!

コンサートは終わりましたが、おかめ桜はこれからです!!
濃ピンクの乙女の桜を楽しみにいらしてください。
入場料に含まれている まだ蕾だった「おかめ桜」の枝のお土産は、貴方のお部屋で、今満開でしょうねsakura_01

スタッフ一同、 また来年、一番早い春一番をお届けしたいと思います。 じゃぁ~ねface12





  


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晴れたら良いね!!

2008年02月28日

         直向な おかめの紅に 春を見る



蝋梅と水仙でスタートした星ヶ山の花暦
今、必死に寒さに耐えながら 星ヶ山に春を告げようとしている
「おかめ桜」のつぼみもようやく赤みがかかってきました。
先週、2月24日からスタートした 星ヶ山の「おかめ桜まつり」でしたが
おかめさんは、まだ蕾でした、せっかくお越しくださった皆様 ごめんなさ~い。

これからの一ヶ月間、星ヶ山のスタッフにとって 不休で大忙しの時期となります。
一年で一番美しい 桃色のおかめ桜に色取られた星ヶ山へ春を楽しみに来ませんか?
10年近くを掛けて、オーナーがこつこつと植え育てた、おかめ桜という桜は、寒緋桜と豆桜の交配種で、英国で作られたと聞いております。「おかめ」と言う名は、「おかめひょっとこ」のあの笑顔の女性のお面で知られている、「おかめ」からつけられたと言われています。
小輪ながらあでやかな花色で、庭木に最適なコンパクトな樹形になります。花が下向きに下垂してつきます。現代の女性は、上向きでおおらかですが・・・



これからの一ヶ月間、星ヶ山をピンクに染めながら葉桜となり、3月末には次の桜へとバトンタッチしていきます。
星ヶ山のホームページには 開花情報が掲載されています、咲き始め、満開、葉桜とお好きなシーズンにお越しください。
レストランでは、桜湯と自家製マドレーヌで春を味わい、
シェフご自慢の鯵丼、鯵のたたき定食で小田原の味をお楽しみいただけます。ゴマダレに漬け込まれた鯵丼はうまい!!

桜祭りの期間中には声楽家とともにコーラスを楽しむ、星ヶ山主催のイベントも行なわれます
スケッチブックや カメラ片手に一足早い春をお楽しみください。
まだ 暖かさと寒さがいったり来たりです、温かい服装でお越しください。
  


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今年もよろしく

2008年01月21日

僕、盲導犬(獰猛犬じゃない!!)
 今年、僕は家族と一緒に星ヶ山というホテルでお正月をすごした。   元日の朝、オレンジ色に海を染めながら登る太陽を見たり、ホテル企画の「初詣ツアー」に参加して、海の側で新鮮なお刺身をたべたり、お母さんはゆっくりできて幸せそうだった。
夕食の時、お母さんは、僕に、いつもより少しおしゃれな洋服を着せてくれたので、僕は胸を張ってご主人を食事の席までエスコートした。たくさんの人たちと一緒に食事したり、いつもと違った夕食の匂いに、僕はうきうきして、自分の仕事をわすれてしまいそうになった。そんな中で従業員の一人の人が僕に話しかけてきた。
僕の頭をなでながら「お前は凄いな、身勝手な人間を助け、ちゃんと仕事をして生きている。奇跡って分かるかな??お前が定年になったとき、人間になれると良いな・・・」
なんだか褒めてくれていたみたいだった。「楽しかったよ!!」って伝えようと思ってその人の足元に鼻をつけたんだけど分かったかな~・・・


星ヶ山の新年は、鮮やかなオレンジ色の初日の出と24人と一匹のお客様でスタートしました。
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、星ヶ山ではペット同伴でのご利用をお断りしています。でも今回の盲導犬を伴ったご家族のご利用は2度目です。初めて予約の連絡を受けたときは正直迷いました。ペット同伴を希望した方への不公平、他の宿泊客への影響など。でもこんな風にも考えました。ペットは心の友、心を癒すものが他にあれば、一時ペットは預かってももらう事も出来る。でも盲導犬は体の一部、置いてくるわけにいかないよなぁ~・・・と身勝手な理由付けでした。しかし、宿泊をお受けした大きな理由は、これからの将来、増えていくであろう介助犬の存在を、私たちも経験できるいい機会だと言うことでした。 ご宿泊当日、我々の不安はすぐに消えました。
大きな犬でしたが目の奥はとても穏やかで、宿泊中、吠える声を一度も耳にしませんでした。公共の場では抜け落ちる毛を配慮し 且つ、犬の自由を奪わないようにと飼い主が考えたデザインなのか、袖口、足首がすぼんだ割烹着のような服をきせていました
レストランでの食事の時は主人の足元に丸くうずくまって、その存在をしばし忘れてしまうくらい静かでした。盲導犬という者に改めて感心させられましたが、飼い主のご家族にも教えられました。
盲導犬としての仕事をしている間は、犬が心を奪われるような声をかけたり、刺激を与えない。犬を見下さず、家族の一員として愛情を注いでいました。
 またこのご家族は、盲導犬を使うだけでなく、広く一般に、盲導犬と言うものを理解してもらえるようにと活動もしていらっしゃいました。 
星ヶ山には障害をもたれた方もたくさん来られます。でも障害が大きければ大きい程、私たち従業員の手助けを必要としません。家族の愛情と状況への理解に、時々うらやましささえ感じます。
今年も、多くの方々に「星ヶ山」を心の安らぎの場として訪れていただけるよう一同がんばります。

今年で2回目の「星ヶ山 初詣ツアー」は 相模湾の海を守る 真鶴の貴船神社参拝と海の幸お食事ツアーだよ~ん。
新年の晴天に恵まれ、初島、大島がくっきりと見え 絶景でした。
テーブルの上にど~んと置かれた船盛は、冬の味覚いっぱいと、ピクピクとまだ動いているビックリするほど新鮮な魚でした。


  


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UP to YOU

2007年12月21日

温暖な小田原も寒くなってきました、 今年もあとわずかですね。
一つの区切りだった15年目の星ヶ山も、うすぐ終わろうとしています。
星ヶ山jは今年少し大きな挑戦をしました。
星ヶ山がキャンプ場からスタートしたということを知っていますか?挑戦とは、自然や保養のイメージが尾を引いていた宿の名称「ナチュラルリゾート」を「離れの宿 星ヶ山」へと改称した事です。
 一棟一棟が独立して建てられた客室の内装は、ホテル並みの設備が備わっています。大人でも、子供でも、お客様一人ひとりの楽しみ方で自然を楽しんでもらいたい、そのことが伝わるような名前にしたいと言う
オーナーの希望からでした。
 ナチュラルリゾートの方が健康的でいいんじゃない?? イメージと違うんじゃない・・そんな批判も耳にしました。
不安と希望で出発した2007年でした。しかし、そんな不安は徐々に無くなりました。そして、変化もありました。
時代とともに旅行の形態が変わったせいもあるのでしょうが、「離れの宿」になってから 小さい子を連れた家族連れが減ったような気がします。そして、増えたのが、年配の女性のグループ、年配の男性だけのグループ、
年配のご夫婦、同窓会のようなメンバー、趣味のメンバーの集まりなどの利用でした。、

離れの客室では、隣に気兼ねなく夜遅くまでおしゃべりをしている女性たち、
趣味の楽器を持ち寄って、演奏を楽しんでいるバンドグループ、
昼間は勉強会とお茶べり、夜は夕食の心配をせづリラックスタイムの奥様達 など・・・、
ご利用のお客様が、私たちに宿の利用方法を教えてくれました。
 部屋には露天風呂を増設し、一日ゆっくり風呂三昧のご夫婦、
手をとりエスコートするご主人に、うれしそうに微笑みながら散策している老夫婦、向かい合って、おしゃべりをしながら夕食を楽しんでいるご夫婦、名前を変えたことで、素敵なカップルや、若いときのように男同士、女同士で時を分かち合う年配グループを発見する一年でした
また来年、充実した大人の時間をお楽しみいただける、お手伝いができると良いなぁ~

The way staying at Hosigayama is up to you   


Posted by hosi at 17:50Comments(0)

また来年

2007年12月13日

落ち葉の降り積もる12月、客室に三つ目の露天風呂ができました。ダークグリーンの信楽焼きの浴槽がが晩秋の星ヶ山の風景にぴったりです。
日中の日差しはまだ暖かな、先週末9日、10日、星ヶ山の一年を締めくくる 恒例のイベントがありました。名称は「星ヶ山クリスマスパーティー」ですが、15年間、星ヶ山をこよなく愛してくださった方たちへの感謝の二日間です。
 2部構成で行なわれたパーティーの第一部は、当館を 常宿としてご利用いただいているリピータの方々への一日。
第二部は 愛すべき地元の人達や、常日頃、支援してくださっている皆さんとの一日でした。美味しい料理と楽しい一時を、オーナーとスタッフからのプレゼントとして、楽しんでいただきました。
初めてこのパーティが行なわれた時、騒ぎ回っていた子供たちが親となり、その子供を連れて来られた方、巣立っていった子供たちの事を思い出しながら、再び、夫婦二人暮らしになって来られたご方々、こんな小さな星ヶ山に、15年の歴史が刻まれていました。
二日間のメインはやはりお料理です、星ヶ山オーナー二代目であり、料理部門チーフのプロデュースによる洋食と、和食部門担当の元寿司職人の本格握り寿司は、スタッフの分が危ぶまれるほどの人気でした。そして、今年のハイライトは、まだ珍しい人形のパフォーマンスショーでした。
人形を人形として扱わず、人形の体を借りて自分の心や 情景をを注ぎ込み表現した、ダンスと言うよりバレーと言ったほうがふさわしいショーです。私たちが知っている人形劇とは違った、人形劇の世界に新しい息吹を吹き込む物になるのではないでしょうか・・・・
その人形使い師 ソロドールTAKI・・・いつか大きな舞台に立つための第一歩が 星ヶ山のステージであることを祈っています。

星ヶ山のパーティーを飾ったのは料理とショーだけでは有りません感謝の気持ちを手作りで返したいと、寝る時間を削って作ったオーナー手作りのクリスマスリース

ポットラックパーティーのように、お客様たちが持ち寄ってくださった クリスマスフラワーや デコレーション、オーナメントが
スパイスとなってこのパーティーを よりいっそう輝いたものにしてくれました


2時間と言う短い一時でしたが、多くの人たちとの再会の喜びと、また来年ここで会おうと言う希望をもって皆さん無事お帰りになったことと思います。
ここで一句!!
  帯の鈴  星ヶ山にて クリスマス
 これは、お着物で来られた方の クリスマスツリーをデザインした帯を見て、
 湯河原の甘味処 「味楽庵」の主人が 詠われたものです。

皆様 ありがとうございました。
ブログをご覧の皆様、来年はご一緒に!!

  


Posted by hosi at 19:00Comments(0)